キミの手からこぼれ落ちた砂
二人の影が伸びて
蝉の声も遠くなった
海を見たいキミを
肩によりかかった髪の
その哀しい香りを
笑顔で満たしたかった
貨物船が泊まって
キミは、まだ熱い砂の上で
この背中の見えない文字は
わざと知らないふりをした
電車が揺れるたびに
キミの手から
この手から
キラキラと
こぼれ落ちてゆく
二人の影が伸びて
蝉の声も遠くなった
海を見たいキミを
肩によりかかった髪の
その哀しい香りを
笑顔で満たしたかった
貨物船が泊まって
キミは、まだ熱い砂の上で
この背中の見えない文字は
わざと知らないふりをした
電車が揺れるたびに
キミの手から
この手から
キラキラと
こぼれ落ちてゆく